Tomom Log

埼玉在住、30代で派遣社員から正社員になった私が日々の出来事を綴っています。

32歳の誕生日。独身でも派遣社員でも今の自分が好きと言える。

Happy Birthday Cake!

 

今日が32歳の誕生日です。

 

一応ちょっと有名な大学(MARCHの一つ)を卒業してから早10年。結婚せず、子供もおらず、そして派遣社員。今の自分が大学生のころ漠然と考えていた“30代の自分”とはかけ離れていることは間違いありません。ただ、今の自分になったことを後悔しているかと言われるとはっきりと「していない」と言えます。昔の自分より、今の自分が好きです。

 

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2013年冬、インドでの就職が決まり、いざ出発という日。私は成田空港のエアインディアのカウンターに並んでいました。大学時代、社会人時代、退職後、常にバックパッカースタイル=でっかいリュック一つで旅行していた私には、大きなスーツケースを持っている自分自身に違和感を感じたのを覚えています。

 

そんな中、以前の私と同じように大きなバックパック一つで旅行に出ようという若者が列に並んでいました。旅に出るんだな、いいなぁ。「働きに行く」という自分の未来と比較して単純にそんな羨望を抱きました。ところが、同じ列に並んでいた、ジャケットを着たすらっとした男性とおしゃれでパンプスを履いている女性がこう言いました。

 

「働かないで旅行出るなんて夢見ちゃってる人だね、大丈夫かな。」

「将来が心配だね。」

 

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もちろん、私にもその感覚は分かります。日本では、大学卒業後に大手企業に就職して勤め上げる、といういわゆる一般的なレールが未だに浸透しています。それが悪いと言っているわけではもちろんありません。自分の好きなことを追い続けて企業に就職する人だってたくさんいるでしょうし、趣味やプライベートを充実させるために働いている方もいるでしょう。家庭を築く、守るために働いている方も多いと思います。

 

ただ、旅に出ようという若者を(若者でなくても)、批判する風潮は嫌いです。みんなと違う行動をとる人を叩く必要がどこにあるのか。疑問です。それは、「自分が若いころ苦労したから若いころはちゃんと働いた方が良い」という自分の経験を元にアドバイスを送るという行為とはまったく異なります。後者は相手のことを思っての言葉ですもの。

 

私自身、やりたいことをやってきました。特に20代後半から。インドやその他の多くの国を訪れて、自分の中で色々なことが変わりました。ポジティブな意味で。やりたいことをやる人を応援する人であふれかえるような国になればいい、ふとそんなことを思った一日でした。

 

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