2018年6月3日、インド北部の町「マナリ」での日本人女性に対する性的暴行事件があったというニュースを見ました。
事件の概要はこちら↓
【6月3日 AFP】インドの警察は2日、同国北部のヒマラヤ山麓にあり、外国人旅行者に人気の観光地であるマナリ(Manali)の付近で、タクシー運転手の男が日本人女性旅行者(30)に対する性的暴行と脅迫の容疑で逮捕されたと明らかにした。
被害女性は、先月30日にマナリから隣町に行くためタクシーを拾ったと証言している。警察によれば、その後女性は近くの森の人けのない場所に連れて行かれ、車内で性的暴行を受けた。
現地警察署長のAFPへの説明によると、被害女性は、抵抗すれば仲間を呼んで集団で性的暴行を加えると運転手に脅され、従わされたと話している。
参照元:インド北部で日本人女性に性的暴行 タクシー運転手逮捕 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
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これはマナリが好きでインド在住中に3回ほど訪れていた私にとっては、割とショッキングな事件でした。と同時に、正直納得できなくもないです。
マナリとは、インド北部のヒマーチャル・プラデーシュ州の山間部に位置する町で、標高は2000m程度あります。主にマナリ、オールドマナリ、ヴァシストという3つの地域に分かれています。人口は2011年で8096人だそう。小さい町です。ただし、ここは観光客がよく訪れる場所で、夏になると避暑のために多くのヨーロピアンやインド人が集まります。
その特徴は、なんと言っても豊かな自然です。山間部にあるので景色というか町自体の雰囲気がとても素晴らしいです。また、観光客がよく集まるオールドマナリ、ヴァシストは安いゲストハウスやおしゃれなカフェがたくさん集まっており、バックパッカーの聖地でもあります。(日本料理や韓国料理を出すお店もあります。)
そしてもうひとつの特徴は、マリファナが蔓延しているという点です。一応法律で禁止されているようですが、ここでは警察もマリファナを吸うそうです。私も普通に道を歩いていたところ、何度もマリファナを買うか?と声をかけられました。(買っていませんが。)
上記のバックグラウンドから、マナリを訪れる外国人観光客は”マリファナを吸うバックパッカー”というイメージを持っている現地人が多いと思われます。(偏見ですが。)
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そしてこれも偏見といえば偏見なのですが、経験上、バックパッカーでマリファナ吸う人って結構ゆるい人が多いんですね。ぶっちゃけ。一晩の関係を持っている日本人女性とか結構見たことがあります。
合わせて日本人女性は押しに弱いというイメージ。
これらモロモロのことが重なって、今回の事件に繋がったのではないかと思います。非常に残念です。
ただし、マナリが危ない土地かというと私はそうは思いません。私がマナリで出会った人の多くはとても優しい人でした。
ただ、最低限のルールはあって、やはり密室空間で男性と二人きりになるようなことは避けるべきだと思います。
★★決して被害にあわれた女性を批判しているわけではありません。ただ、同じような目にあう人が減ってほしいという思いで書いています。
例えばリクシャと言うトゥクトゥクのような三輪車であれば私は一人で乗りますが、タクシーに一人で乗ろうとは思いません。どうしても乗らないといけない場合は、携帯で誰かと話しながら、とかSIMカードなかったら話しているふりをする、とかすると思います。それだけで多分向こうの警戒心はだいぶ変わるはず。又は、同じ方向に行く人を探して(女性がいるとなおよい)、一緒に同乗させてもらう、という方法もあります。そして、信頼できる人にタクシーを呼んでもらうというのもお忘れなく。
インドは色々な報道にあるとおり、悪い面があります。でも、それを上回るくらいの良い面があるんです。なので、もし行きたいけど迷っているという人がいたら、私は間違いなく行ってみることを勧めます。最低限自分の身を守るためのリスク管理ができれば、銃が飛び出てくるような危ない社会ではありません。
一人のインド好き、マナリ好きとして。
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